卑弥呼の時代の銅鏡の用途は?
と改めて想像してみたい。
できれば、複数個の用途を考えて箇条書きにしたい。
明日、私の考えをまとめる。
そのためのキーとなる事実を述べる。以下は私の主観で書いた。
1.卑弥呼への皇帝の贈り物は銅鏡100枚だ。1枚でもないし1000枚でもない。つまりめちゃくちゃ価値が高いものではないけれども、それ程安価なものでもない。
2.日本全土で銅鏡は4000‐5000枚位出土しているらしい。うち三角縁神獣鏡は600枚くらいか。こうした数字は、発掘数に比例して増える。
3.銅鏡は中国製のもの、楽浪・帯方製のもの、日本製のものがあるらしい。どうやって産地を判断したか私は知らない。
4.中国では、銅は青銅器、鏡、銭の材料として使われていた。三国志に記述があるように古い品物を鋳つぶして新製品を作ってもいたらしい。
5.初期の鏡で鏡面が凹のものもあったのを除けば、おおむね鏡面が凸らしい。
6.10円玉からわかるように銅は赤い。スズを増してゆくと白っぽくなる。
7.鉛を意図的に入れているらしい。その理由は融点を下げて製作を楽にするためだろう。