わからんから面白い魏志倭人伝

三国志の時代の魏志倭人伝にはわからん事が多い。わからんからそのまま想像力を働かして楽しんじゃお!

ロシア人のブラックユーモア その4

たしかニューズウィークに載っていたと思うロシア人のブラックユーモアを忘れないように記録する。

 

バイデンとプーチンが部下の忠誠度を試す事となった。

 

まずバイデンが部下に

「このビルから飛び降りろ!」

と命令した。

部下は泣きながら、

「どうぞお許しください。私には妻子がいるのです。」

と言った。

 

次にプーチンが部下に

「このビルから飛び降りろ!」

と言った。

その部下が本当にビルから飛び降りようとするからバイデンが止めた。

その部下は泣きながら、

「どうぞ止めないでください。私には妻子がいるのです。」

と言った。

 

以上だけど、そのブラックさがわかっただろうか?

 

ちょっと話が変わるけれど、旧約聖書に神(God)がヨブという善良な人間を試す場面がある。おかげでヨブは理不尽にもとんでもなくひどい目にあう。

上記ブラックユーモアもそういったキリスト教的な「試す」という発想が根底にあるように見える。

 

バリウム:この厄介者はどこへ行った?

胃がん検査で今年もバリウムを飲んだ。

これがトイレで流れないで沈殿・鎮座しているから実に厄介だ。

無理やりかき混ぜて水で流す事10回、ようやく眼中から消えた。

それを昨日今日と2日間もやらねばならなかった。

もう来年からはバリウムを飲まないぞ、と決心した。

 

トイレで流れない理由の一つは、節水式便器に変えて水の勢いが減ったこともある。

旧式の吸込み渦巻き型便器ではきれいに流れた。

もう一つの本質的理由は、バリウム(正確には硫酸バリウム:BaSO4)が水より重く溶けない事。

バリウムの比重はWikipediaで調べると4.5g/cm3とある。水に比べて4.5倍の密度だ。そして水にほとんど溶けない。

まあ石ころの粉末が沈殿しているようなものだ。

というわけでほっとくといつまでも便器の奥底に沈殿・鎮座し続けることとなる。

 

この厄介者は10回もかき混ぜて水で流して眼中から消えたが、どこへ行くだろうか?

マンションの縦の下水管は自由落下でさすがのバリウムも下に落ちるだろう。

その後はほぼ水平な下水管だからちゃんと流れるか心配になる。

 

下水が流れるために少しは傾斜がついているが、4.5倍もの密度をもつ硫酸バリウムが予定通り流れてくれるだろうか?

毎年、おそらく1000万人以上の人が胃がん検診でバリウムを飲んでいる。

それらの人が排出した硫酸バリウムは皆下水管へ流れていく。

下水管が硫酸バリウムで詰まるなどという事はないだろうか?

 

こういった疑問は、ネットで調べても解決できなかった。

しかし一つだけ「下水処理施設に係る排出量 」という名の経産省の報告があった。

https://www.meti.go.jp/policy/chemical_management/law/prtr/h21kohyo/todokedegai_haisyutsu/syousai/22.pdf

これによると、下水処理施設では毎年20トンものバリウム関連物が排出されるそうだ。

1000万人が胃がん検診で飲んだバリウムがすべて下水処理施設に行ったとすると、20トン/1000万=2グラム、つまり一人当たり2グラムのバリウムとなる。

うーんちょっと少ないね。少なくとも2グラムの10倍はあるだろう。

 

となると、我々が飲んだあのバリウムはどこへ行ったのだろう?

都市の地下に横たわる下水管の中に何十年も鎮座しているのではないか。

しかも人々が健診でバリウムを飲み続けるから、毎年増えていくのではないか。

という、あまりしたくもない想像をしてしまう。

 

註)

胃がん検診でバリウムを用いるのは、それがX線を良く吸収するからだ。

それで、胃壁に付着したバリウムによって、胃の表面形状を正確に観察できる。

例えばポリープがあるとその形状が見えるようになる。

だから有用性はあるけどね。

 

 

米国年金額

ブルームバーグから「1日を始める前に読んでおきたいニュース5本」という記事(日本語)を無料で読んでいる。

そこで、米国年金の話があったから紹介する。

 

社会保障庁が発表した2023年支給分の公的年金の毎月受給額は、インフレにより8.7%増額されるそうだ。

 

これで、6500万人いる米国公的年金受給者は平均で毎月140ドル増えるそうだ。

 

という事は、140ドル/0.087=約1600ドルを毎月受取っている事となる。

日本円に換算すると今の円安(1ドル=147円)で23万5000円となる。

 

日本の公的年金に比べると2-3倍多い感じだね。

 

これはひとりあたりだから夫婦共年金をもらえば計47万円になる。

たとえ一方しか年金受給資格がなくても配偶者は相手の年金額の半分をもらえるから、計35万円もらえる。

 

生活費の安い地域(カリフォルニア州や小室眞子さん夫婦のいるニューヨーク以外)で質素にすれば普通に生活できるレベルと思う。

 

断っておくが、これは公的年金であって死ぬまでもらえるものだ。

これだけもらえれば、老後を心配する必要もない。

 

日本人のように老後が心配だからとせっせとお金を貯めているのとは大違いだね。

 

 

 

ロシア人のブラックユーモア その3

プーチン大統領から召集令状を送られたロシア人はどうしたか?

 

自分の腕をへし折って、兵士になるのを免れた。

 

これも立派なロシア人のブラックユーモアだね。

実際、ロシアでは「痛くない自分の腕のへし折り方」というSNSが出回っているそうな。

 

これだけではちょっと面白くないから日本のブラックユーモアを付け足す。

 

世界中どこもかしこもインフレになってきた。さあどうする?

米国、「不景気になってもかまわんから、金利を上げてインフレ退治する。」

EU、「米国がそうするからしょうがない、付き合うか。」

黒田日本、「うちは望み通りのインフレになってないから、2、3年はこのまま金融緩和だよ。

 

ちょっと!!

あまりにも世界の動きに鈍感過ぎないか?

 

 

ロシア人のブラックユーモア その2

50年近く前、その頃のソ連に滞在したことのある教授からきいた

ブラックユーモアがある。

 

「泡の立つ生ビールのジョッキに蠅がポトリと落ちた、さあどうする。」

...

「イギリス人は、ジョッキに口をつけなかった。」

 

「ドイツ人は、蠅をすくい取って飲んだ。」

...

「で、ロシア人は、...気にせずにそのまま飲んだ。」

さすがに、実際のロシア人がそのまま飲むことはないだろうが、

なんとなく笑ってしまう所がある。

 

そこで、考えてもらいたい。

「日本人ならどうするか?」

 

その前に、以下私が考えた。

 

「イタリア人は、隣のジョッキとすり替えた。」

 

「フランス人は、蠅がいたことが悪いと論理的に主張してジョッキを取り返させた。」

 

さらに、考えた。

 

「中国人は、自分の不幸を大声でわめいてジョッキを取り返させた。」

うん、フランス人と似てしまった。

 

アメリカ人は、腹立てて、ビールをぶちまけた。」

昔の西部劇の世界だね。

 

「韓国人は、蠅の入ったビールをひたすら恨めし気に見ていた。」

 

ところで、私が考えた日本人は、、、

 

「日本人は、周りの人をチラチラ見て、そのまねをした。」

どこの国にもこうした不和雷同の人間はいるだろうが、

日本人には特に多いように見える。

政治の世界にも、「あの人がやってるからいいだろう。」てのが多いね。

 

 

 

 

日本の高度経済成長を支えた中国人がいる。誰か?

ロシア人が

ソ連時代の良き遺産はブラックユーモアしかない。」

と言った。

これ自体が、立派なブラックユーモアだ。

 

そこでもうひとつ:

「ロシアをダメにしたドイツ人が二人いる。誰か?」

「うーん、ヒトラー第一次大戦時のドイツ皇帝かな」

...

「いいや、マルクスエンゲルスだ。」

確かに、ロシアは、共産主義国ソ連となってほぼ70年間停滞してしまった、

と言える。

 

これに倣って、日本のブラックユーモアをひとつ:

「日本の高度経済成長を支えた中国人がいる。誰か?」

ちょっと考えてもらいたい。

 

日本の高度経済成長とは、池田勇人の所得倍増政策から始まって、

1980年代のバブルまでの期間といっていい。

インフレではあるが、賃金はそれ以上に上がり続けた、

銀行の定期預金も3-4%はあったかな、ほっとけば利子で増えた。

土地も上がり続けて、下がることなどは想像もできなかった。

家庭には、まずテレビが入ってきた。次に洗濯機、冷蔵庫。

さらには、カラーテレビ、クーラー、そして車、と物がどんどん増えた。

そんな時代だった。

 

その高度経済成長を支えた中国人は誰か?

・・・

「答えは毛沢東だ。」

毛沢東が、共産化や文化大革命によって中国の経済成長を遅れに遅らせた。

鄧小平の時代になってようやく経済成長へと向かった。

おかげで日本が経済成長する余地ができた。

もしも日本の10倍以上の人口を持つ(つまり労働力と市場が10倍以上)

中国が第2次大戦後すぐに経済成長を始めたら、

日本には割って入る余地はなかったかもしれない。

そういう意味で日本にとっては幸運な時代だった、と思う。

 

以上、ブラックユーモアという程、毒はないかもしれないが。

 

 

一百七十九万二千四百七十余歳???

日本書紀神武天皇の紀に

一百七十九万二千四百七十余歳 

というとんでもなく大きく長々しい数字が、なんの脈絡もなく突然に出てくる。

179万年前というとまだ現生人類もいない、直立猿人の時代だ。

 

昔の人も戸惑ったらしく、後から紛れ込んだだろうとか、

いや最初からあってもおかしくない、とかいろいろ言うが、

結局どんな意図があるのかわからない。

誰がどうしてこんな数字をいれたのかわからない。

 

ここでは、純粋に数字としての

1792470

を考えてみる。

 

いろいろやってみると

1792470 = 30 X 149 x 401

だとわかる。うん、なんとなく意味がありそうな無さそうな分解のされ方ではないか。

これは次のように書ける。

1792470 = 30 X (150ー1) X (400+1)

そうすると、もともと

1800000 = 30 X 150 X 400

つまり、180万と入れようとしたが、それでは面白くない、ちょっとひねってやろう、

ということで 150を(150-1)、400を(400+1)に変えて

みたと想像できる。

 

頭の30は干支の1周期が60年であるのと関係しそうだ。

 

さらに面白いのは149401素数であることだ。

素数とは2、3、5、7、11、13、、、、と続く、

1以外の数では割切れない自然数だ。

 

ちょっと見たところ、149と401が素数かどうかはわからない。

それ自身より小さい数で割切れるかどうか一々チェックしなければならない。

 

ともかく149と401は素数だ。

また、当時、素数という概念が、おそらく中国にはあったろうが、

辺境の日本にはたぶんなかった、と思う。

よって、この数の作者は中国あるいは朝鮮半島の、数学の素養を

もつ人だったと考える。

 

これは一種の暗号だ。

現在でも二つの大きな素数の積を暗号として用いる。

二つの大きな素数を掛け算した数字を暗号として提示された相手方は、

コンピュータでも膨大な時間がかかるから、

もともとの二つの素数に分解できない。

そうした暗号のはしりとみなすことができる。

 

密かに、素数を二つ組込んで、作者は独り悦にいっていた、

と想像すると結構面白い。